
ミッション/コンセプト
ミッション
Mission
多様な子どもたちの可能性を拡げる社会の創造
DE-SCHOOLが考える「多様な子どもたち」とは、既存の学校教育の枠組みに合わず、個々の特性や個性がはっきりと現れている子どもたちです。
例えば、一斉授業でみんなと同じペースで学ぶことが難しい子、同年代の子と話が合わず関係性が作りにくい子、筆記など特定の苦手分野を過度に求められ苦しさを感じている子、コミュニケーションについて課題感があり他者と度々ぶつかってしまう子など、それぞれが様々な背景や課題を抱えています。
その一方で、こうした子どもたちには個性的で明確な強みやこだわりがあります。書くことは苦手でも中学生ながらAIを活用したプログラミングでソフトウェアを作り込む子、日本軍や戦車への興味を活かして緻密なマイクラの戦艦を作る子、電車好きが高じてスクラッチで電車ゲームを開発し音の周波数までこだわる子、特撮やゴジラをテーマにジオラマや映像制作をする子、絵や物作りに没頭し多様な創作活動に取り組む女の子、手芸やデザインに深いこだわりを持ち、自分だけの世界観を表現する女の子など、多彩で豊かな可能性を持った子どもたちが集まっています。
私たちは、こうした多様な子どもたちの個性や特性を十分に活かし、伸ばすことができる教育の場や社会環境がまだまだ不足していると感じています。また、それぞれの課題とゆっくり向き合い、時には背中を押すなど、子どもたちが苦手感を乗り越えていけるような支えや環境の整備も不可欠だと考えています。
そのような環境を実現するために、DE-SCHOOLでは、一人ひとりの状況を細やかに見取り、強みと課題のその両方に丁寧に向き合うサポートを実践しています。多様な子どもたち一人ひとりが持つ可能性を拡げることができる社会を作るために、その一つの社会であり実践としてDE-SCHOOLを運営しております。
Concept
コンセプト
テクノロジーで学び、テクノロジーを学ぶ。
これから、様々なテクノロジーがもたらす変化によって、社会が大きく変わっていきます。
そんな社会の中では、どんな分野で生きていくにしてもテクノロジーの影響は不可避であり、それらを流暢に使いこなす能力が必要となります。
そのため、DE-SCHOOL では多様なテクノロジーについて学ぶ機会や、テクノロジーを用いて、学ぶ機会があります。
ただし、私たちはテクノロジーについて学ぶこと自体だけに価値があるとは思っていません。
その価値とは、自分なりのプログラムを作ったり、作品を作ったりする経験において、試行錯誤した体験や、その過程を得て何かを作れた達成感です。その”できた!” の繰り返しの経験から、みんなのこれからに繋がる自信や肯定感が生まれると私たちは考えています。
これらを踏まえ、この時代にあった学びをテクノロジーを活用してデザインし直していきます。

居場所から学びへ
DE-SCHOOLの一つの特徴はフリースクールであり、オルタナティブスクールという点です。それは居場所でもあり、学びの場所であると言い換えることもできます。
DE-SCHOOLでは、まずご見学・ご体験のお申込み情報から当日を含め、お子様の様子を拝見、ヒアリングし、DE-SCHOOLでの過ごし方を一緒に想定し、一緒にそれを考えていきます。
特に、DE-SCHOOLには一般的な教育が合わなかったお子様が多くいらっしゃいますので、初めは関係値作りから始めることも多くございます。その一方で、場や人間関係にすぐに慣れることができるお子様は、どんどんと取り組みについて進めていくこともあります。


居場所としてゆったりと過ごし始める子もいらっしゃれば、どんどんとモノづくりを中心に活動をするお子様もいらっしゃいます。デザインに没頭する子やプログラミング、探究活動に没頭する子など多様です。基礎学習を頑張ったり、英語を積極的に学ぶお子様もいらっしゃいます。
はたまた、まだ自分で創れるモノが思いつかなかったり技術に自信ない等の場合は、サポーターが様々な提案を行ったり、他の子どもたちのプロジェクトに参加するなどして過ごすこともあります。また、様々な事情に依る心理的な状況の変化が負荷があった場合は、比較的ゆっくりとソファに寝転んだりしながらDE-SCHOOLで過ごすことも可能です。
居場所から学び、このことは一方的なプロセスでなく、取り組みの内容によって変化したり、お子様のご状況によって行ったり来たりするものです。
DE-SCHOOLでは、お子様の過ごし方は常に話し合い、最適化しており、そのことが個性ある子どもたちにとって何よりも重要であると考えております。
このように、DE-SCHOOLの過ごし方をお子様の状況に応じて、ご本人・サポーター間で話し合い、または親御様の意見も踏まえ、都度過ごし方・学習をどのようにしていくのかを話し合います。DE-SCHOOLでは、毎日サポーターが子どもたちの様子や取り組みをサポーター間で共有/ログを行い、アプローチや環境設計、お声掛けなどを最適化していきます。
DE-SCHOOLでは、子どもの状況や個性を踏まえた丁寧な見取りとお子様・親御様の意見を調整しながら過ごし方を決めていきます。ひとりひとりの状況、個性を勘案し、子どもたち一人ひとりにあった教育設計を重視しています。
世界が、生活にへ
様々な団体様や個人様と連携させていただき、世界が生活に入り込み、
日本だけでなく、多様な文化を近くに感じられるような空間の設計となっています。また、ゲストトークでは、世界の様々なところで学んだ専門家などの講師が不定期にDE-SCHOOL に参加し、様々な興味のきっかけとなります。例えば、ロンドンで学んだ服飾の専門家や、ミランでオペラ歌手の留学をした東京芸大生、フィレンツェでグリーン・ツーリズムを学んだ専門家 他、多様なバックグラウンドを持つ方々に協力して頂きます。
